実習室(南)のコンピュータを更新するついでに電源LEDが暗くなった原因をさぐった。製造時のミスと判明。
これが正常なLED
これが暗くなってしまったLED
正常なLED。裏側から見ると普通のLEDがドーナツ型のプラスチックに接して固定されていることがわかる
暗い方のLED。いろいろ触ってみたが接触不良ではなさそうだ。
取り外してみるとこのようになっている。PowreLED用のコネクタでなく、一般の5Vに接続するようになっているのはPowreLED用のコネクタは赤黄緑といった2V程度のLED用に作られているので電圧が不足だからであろう。黒いカバーの部分に電流を制限する素子が入っているはずなので開けてみる。
暗い方の接続。左がLED側。この接続は間違いなのだが、定電流ダイオードかと思って調べた関係で理解するまで時間がかかってしまった。
正常な方も開けた。なんのことはないダイオードはただの逆接続の保護用のもので、抵抗とダイオードが逆についていたということがわかった。
この誤接続のためLEDに5Vがかかり許容電流を越えて劣化したと考えられる。
製造時に最初にLED側の緑の線に抵抗とダイオードをV字につけたとすると、どちらの先にコネクタ側の緑の線をつなぐかで容易に間違えが生ずることは想像できる。
ちなみに、抵抗値は82Ωで、順方向電圧3.5V、電流が18mAと計算すると合う。電流を実測すると18mAであった。