Linuxクライアント/サーバ運用

上が新しい構成です。日付は作業開始の日付の場合があります。

機器整備

123. ディスプレイ交換中(2013/9/5)

北側実習室のディスプレイだけ交換している。12年使った1024x768を1920x1080に。今回も自分で交換することにし、安くあげた。毎日少しずつ交換していくことが精神的負担を軽減する。

SAMBAからNFSへ

122. 授業用のLinuxサーバーの構築(2012/10/08)

これは授業用のLinuxサーバーの構築の解説である。Linuxクライアントからログインするユーザーに対してLDAPで認証し、ユーザホームをNFSで提供するファイルサーバーである。NFSversion4がkerberosと組み合わせることでユーザー認証を加えることができるようになったことでこの組み合わせを選んだが、残念ながらkerberosが思うように動かず、ホスト認証だけになっているのでこれは今後の課題である。

121. サーバーの歴史と文書の方針(2012/10/08)

作業途中の記録を出していく構想だったが時間的に厳しく、また詳しく書いても後からの役に立たないことも多い。今回は一段落ついてから試行錯誤した部分を捨て一番の近道をすればこうだったはずだという報告にした。

「Linuxクライアント/サーバ運用」はLinuxクライアントに移行してからの記録だが、この間のサーバーの更新は今回が初めてになる。そこで歴史と今回の計画について記しておく。

ここまで「SAMBAからNFSへ」

機種更新Squeezeへ

120. 北側実習室40台をSqueezeにするまでの手順(2011/09/11)

北側の実習室の40台に Debian 6.0.2.1-amd64 を入れた。LDAP, pam_mount の設定は極めて楽になった。逆にユーザーリストの禁止や、dhcpでのホスト名の取得のための奮闘、勝手にできるディレクトリを抑制など、自動化にさからうことによる手数が増えた。 Clonezilla live にはこちらがかなり慣れて、NFSv4のサーバーを用意したこともあり、ほとんどトラブルなく終わった。

119.star小修正のためのリストア第1回(2010/10/20)

南側実習室のDebian(Squeeze)の小修正のためのリストア第1回。入れ替えたばかりだがrc.localのセットのし忘れ、javaのデフォルトがsunからgcjに戻っていたなどで修正版を作って再度リストア(2010-10-18-st40-rcjava/)をしました。前回はリカバリーDVDを作成してリストアしましたが、、今回は前回うまく行かなかったリカバリーUSBを作りDVDより速くできることを確認しました。

リストア後、vers=3 のオプションがなければ rc.local が動かないことがわかりましたがリストアのやり直しをせず、USBブートのKnoppixを作ってknoppix.shの自動実行で修正しました。

多少の変更はrc.localでできるのですが、今回はそのrc.localの問題だったので40台を2回まわるはめになりました。

118.Squeezeカスタマイズ後のメニュー(2010/10/15)

Squeeze(20100804のバージョン)をいれたあと、パッケージの追加・削除などによりメニューが変更されました。その結果を記録しておきます。 ログアウトやシャットダウンなどのアイコンも復活させています。
8月6日に Debian Squeeze はフリーズされたものの、まだ安定化バージョンになっていません。これからさらにアイコンのデザインなど変更になることも考えられます。

117.(1)使用するソフトを揃えること(2010/9/10)

Debianのインストールの後、授業で使うコンピュータとしてパッケージの追加と削除、デフォルトの設定、メニューの編集を行う。特にログインのユーザーリストの禁止、DHCP関係のソフトの交換は重要。GRUBの設定、Firefoxのデフォルト値、 gconftool-2 による設定、勝手にできるディレクトリを抑制、rc.localによる操作なども解説。

このページは「Squeezeを40台にコピーするまでの手順(2010/9/10)」(1)の詳細です。

116.(2)ユーザー認証をサーバーに任せるよう設定する(2010/9/10)

ユーザーの認証をldapサーバーで行い、クライアントコンピュータにユーザーを登録しなくても使用できるようにします。

このページは「Squeezeを40台にコピーするまでの手順(2010/9/10)」(2)の詳細です。対話設定の写真記録もあります。

115.(3)ユーザーホームをマウントするように設定する(2010/9/10)

pam-mount を利用してログイン時にユーザーホームをcifsマウントします。設定ファイルの書き方はとても簡単になりました。

このページは113「Squeezeを40台にコピーするまでの手順」(3)の詳細です。

114.(4)全部のコンピュータにコピーする(2010/9/10)

Clonezilla Live の使用法とトラブル対処法

このページは113「Squeezeを40台にコピーするまでの手順」(4)の詳細です。

113.Squeezeを40台にコピーするまでの手順(2010/9/10)

40台の生徒用コンピュータを用意するために、1台の雛形を作ってHDDの内容をコピーする。コピーの道具は以前はpartimageを使っていたが、今回はClonezillaを使った。

すでにOSのインストールを終え、残る作業は次のとおり。

  1. (1)使用するソフトを揃える
  2. (2)ユーザー認証をサーバーに任せるよう設定する
  3. (3)ユーザーホームをマウントするように設定する
  4. (4)全部のコンピュータにコピーする

今回はとりあえず概要だけ。今後詳細を書く予定。

112.Squeezeのデスクトップのデザインとメニュー(2010/8/8)

Squeeze(20100804のバージョン)をいれたままのメニューなどの記録。これからアイコンなど変更になることも考えられます。ログアウトやシャットダウンなど一部アイコンが見えていませんが、「設定エディタ」の
/desktop/gnome/interface/menus_have_icons
にチェックが入らないのがデフォルトになったということのようです。チェックを入れると復活します。
8月6日にDebian Squeeze はフリーズされました。つまりこれから新しい機能を追加せず、Squeeze を安定版としてリリースできるように品質向上につとめるということです。

111.Debian GNU/Linux の Squeezeをインストール(2010/8/8)

新しく組み立てたコンピュータに Debian GNU/Linux のSqueezeをインストールした記録。文字を小さく設定したため画面写真はわかりにくいがご容赦を。

110.南側実習室のコンピュータの組み立て(2010/8/3)

南側実習室のコンピュータの組み立ての手順。梱包材の分別、取り付けの段取りを工夫すると能率を上げられる。慣れてくれば1台20分以内で完成できる(ただし作業は組み立てだけではないので単純に台数をかければよいわけではないが)。一日に2台~4台程度にして日数をかけるなら無理なく進めることができる。

109.PowreLED製造時のミスを発見(2010/7/27)

実習室(南)のコンピュータを更新するついでに電源LEDが暗くなった原因をさぐった。製造時のミスと判明。

108.南側実習室のディスプレイ交換でのトラブル(2010/7/6)

南側実習室の生徒用コンピュータを近く更新するが、その前にディスプレイが到着したので交換した。ブラウン管17インチのPVCRT17B を液晶式19インチのLCD-AD198GE と交換。グラフィックメモリの問題で1280で使用するにはBIOSの設定とxorg.confを変える必要があったこと、フレームバッファvesafbのリフレッシュレートの問題で周波数を指定できず、指定解像度を必要以上に増やして回避したことの記録。

グラフィックチップが新しいもので、接続がデジタルケーブルであれば問題はない様なので情報としての価値はあまりないかもしれない。

作業はこの解決の後、梱包を解き組み立てて梱包材の分別処理、旧ディスプレイとスピーカの取り外しなど思ったより手間が多く、平日授業をしながら4日を要した。

ここまで「安定版Lennyへ」

安定版Lennyへ

107.起動時にファイルのコピーや設定変更をする方法(2010/6/27)

生徒用機へのファイルのコピーや設定変更が、起動時のrc.localで自動的におこなわれるようにする。

106.firefoxにプリンタのデフォルト用紙を指定(2010/6/21)

日本学生支援機構の奨学金を申し込みに際して普段授業でほとんど使わないプリンタを使うことになった。

firefoxがプリンタのデフォルト用紙をUSレターにしてしまう。本来ならデォルトプリンタのデフォルト用紙を拾ってくるはずのもの。一度設定して印刷するとprefs.jsに保存されて次からは使える。user.jsを使って強制することにした。

結局表記の問題は解決しなかったが、印刷を除けばlinuxでも問題なくできたということと、perlスクリプトを使ったプロファイルのコントロールの例として報告しておく。

105.partimageによる40台コピー(2010/5/10)

partimageというソフトウェアで新lennyの入っているパーティションをまるごとサーバーにsaveする。その後他の39台にrestoreすることで新OSをコピーすることができる。

104.lennyのデスクトップのデザインとメニュー(2010/5/10)

lennyはGNOMEを標準のデスクトップ環境として採用している。初期状態のデスクトップとカスタマイズ後のメニューのスクリーンショット集。カスタマイズといってもほとんどデフォルトのまま。2007年の選択当時KDEに比べデフォルトのメニューがよく整理されていたこと、管理者としてのメニューのカスタマイズとユーザーとしてのメニューのカスタマイズ方法がともにすぐに理解できたことが、GNOME採用の決め手だった。

103.安定版lenny+backports最終調整(2010/5/10)

安定版lenny+backportsにアップグレードのあと不足していたパッケージを加え、設定を変更した。いちばんてこずったのがFlashプラグイン。いままではnon-freeのパッケージで簡単にできたのだが…。メニュー編集の仕組みも記録。

102.安定版lenny+backportsにアップグレード(2010/5/3)

実習室Sの生徒用コンピュータのOSをテスト版lenny(testing)から安定版lenny(stable)にアップグレードをした。lennyが安定版になったのは2009.2.14なのだがFirefoxの問題で1年以上遅れていた。現在のtestingバージョンであるsqueezeを入れるという選択肢もあったのだが、安全策をとり、backportsでfirefox, OpenOffice.orgなどのソフトウェアの最新版を使うことにした。

101.Firefoxをcifs(smb)マウントされたホームで使う(2010/4/27)

FirefoxをDebianでスタンドアロンのコンピュータで使用するのはまったく問題ないが、ユーザーホームをcifs(smb)マウントされた環境で使おうとすると戻る・進むボタンが使えなくなりアドレスを記入しての移動もできないなど様々な問題が起こる。

これはFirefoxが内部で利用しているsqliteがファイルをロックできない環境では機能しなくなることが原因。firefox(iceweasel)はプロファイルをユーザーホームに作るが、cifs(smb)マウントをしているのでlockのやり方が異なるらしい。firefoxがsqliteを使うようになった3.0.xあたりからこのトラブルが生じる様になった。

mount.cifsにnobrlオプションを加えることで一応解決した。

ここまで「機種更新Squeezeへ」

この文書について

Linuxクライアントに移行したのは2007年12月。Debianというディストリビューションを採用しました。Debianは常に不安定版(unstable)、テスト版(testing)、安定版(stable)の3つバージョンがあります。当時テスト版は Lenny, 安定版は Etch という愛称で呼ばれていました。サーバーならEtchだけれど Firefox, や OpenOffice.org のバージョンが古くて不満です。Debianならtestingでもかなり安定しているという声もあったので、Lennyにしました。

これも今から思えば、Etchが安定版としてリリースされたのが2007-04-08で、そこからLennyがテスト版としてスタートしたのです。Lennyが安定版になったのは2009-02-15。ということはテスト版としてまだまだ固まらないときの採用だったわけで、クライアント機のアップグレードをすると予想外の不具合が潜んでいることもありました。

Firefox2から3でトラブル(2009-5-7)があり、生徒機のOSはまだLenny安定版ではありません。1年かかってしまいましたが今回再々挑戦で原因が分かり、その日本語の情報がウェブに見つけられなかったことからまずそれを書きました。101の番号は、その前のことも書くかもしれないという含みです(たぶん時間が無いでしょう)。