2001年クリスマス礼拝

 2001年12月21日(金)午前10時より第一体育館でクリスマス礼拝が行われました。クリスマス礼拝とは、イエス・キリストがこの世界にやって来たのを迎え、その喜びをみんなで分かち合うときです。今年もまた、全生徒、教職員、そして100名を越えるお客様が体育館に集い、礼拝が行われました。

クリスマス礼拝

 今年の礼拝はページェント(キリスト降誕劇)による形式でした。ページェントは、聖書の朗読、ハンドベルや吹奏楽、讃美歌の合唱の合間に繰り広げられました。

たくさんの星

 体育館の天井に吊されたたくさんの星は生徒の手作りです。アドベント(クリスマスを迎える準備の期間。クリスマスの4週前の日曜日からはじまります)に入ると、生徒たちが星を作り始めます。材料はアルミフォイルや金銀の色紙と厚紙。

星

 そして、クラス毎に1本の釣り糸が準備され、そこに吊します。1年生にとっては初めての経験。リハーサルのときから「きれい!」の声があがっていました。 今年は星だけではなく、月や太陽なども吊され、例年になくバラエティに富んでいました。

ページェント

ヨゼフとマリア ページェントとはもともとは歴史的場面を扱う野外劇という意味のようです。3人の博士わたしたちは、特に、イエス・キリストが降誕した場面を劇にしたものを言っています。今年の出演は演劇部を中心とする生徒と有志の教師で、練習の成果が充分発揮できていたように思います。

ろうそく

 クリスマス礼拝のろうそくの灯りの中でときには電気の灯りを消し、ろうそくの灯りの中で礼拝を行います。暗い中、前の人から後ろの人、隣の人へ、次々とろうそくの火が渡されていく点火の場面はとても感動的です。ろうそくは自分を燃やしてまわりを照らし明るくします。わたしたちもそれぞれが隣人を照らす光となりたい、また、灯りを掲げてイエス・キリストをお迎えしたい、そんなことを思いました。

説教

説教 今年の説教は、本校の宗教主任、石垣雅子が行いました。 「宿屋には泊まる場所がなかった」という説教題でした。

ハレルヤ

 クリスマス礼拝のハレルヤ最後を飾るのはやはりヘンデル作曲のハレルヤ。ハレルヤとは「神をたたえよ」という意味(ヘブライ語が由来の言葉)です。
毎年クリスマス礼拝が終わると教員の間で「今年のハレルヤはどうだった」ということが語られます。今年は「素晴らしかった」との声が多く聞かれました。笹森正子先生の指揮のもと、練習のときから大きな歌声を響かせていました。  男子生徒60名もアルトパートの中で力強い声を聞かせてくれました。

クリスマス献金

 ハンドベル生徒、教職員、お客様から献金が寄せられました。この献金は、わたしたちの生きるこの世界の様々な人々のために献げられます。

 献金とは、困っている人にお金をあげることではありません。ハンドベルわたしたちが生きるこの世界が本当に豊かになるための行為です。この世にあって、虐げられている人々、困難に直面している人々、助けや支えを必要としている人々のところに献げられます。  今年は全体で40万円ほどが集まりました。 

お誘い

 来年もまたクリスマス礼拝が行われます。 わたしたちと一緒にクリスマスの礼拝に参加してみませんか。 詳細は、2002年12月頃にこのホームページをご覧下さい。



弘前学院聖愛高等学校
http://www.seiai.ed.jp/