描画色や背景色の選択はカラーパレットの虹色の部分でできますが、もう少し細かな調整をしたいときは色の設定ウインドウを使います。
このウィンドウは、カラーパレットで描画色や背景色の表示をしている部分をクリックすると出てきます。
使いたい色が左上の基本色にある場合は、それをクリックで選びます。
そうでない場合は、右上のカラーホイールとその中の彩度/明度ボックスを使って選択します。
まず、カラーホイールでだいたいの色相を選びます。
さらに、彩度/明度ボックスで色の具合いを選びます。右の方が彩度が高い、つまり鮮やかないろになります。また、下の方が明度が高い、つまり明るい色です。
下の「新しい色」と書かれたところに、採用された色が表示されます。よければ、[OK]をクリックします。
「現在の色」とかかれたところに数字がならんでいます。この数字は色を数字で表したものです。色を選択するとここの数字は変化します。逆に数字を入れると対応する色が表示されます。数字の範囲はどれも0から255までです。
2つの形式があります。赤(R)緑(G)青(B)の光の三原色の強さで表すRGB方式と、色相、彩度、明度で表すHSL方式です。
上の例では赤が38、緑が57、青が234、という強さで混ざっている色ということです。青が一番強いので基本的には青ですが。赤も緑も少し混ざっています。
色相(色合い)は166です。上のカラーホイールで赤が0,左回りに255/3=85あたりが緑、その2倍の170あたりが青、そして紫をとおって255になると再び赤に戻ります。127より多いですからだいたい青ということです。
彩度(鮮やかさ)は210。255がもっとも鮮やかなので、鮮やかな方ということになります。
明度(明るさ)は136。255がもっとも明るいので、中位の明るさということです。