使えない文字があります

いわゆる文字化け

使えない文字があります。

次のような状態がいわゆる文字化けです。

文字化けの例1

文字化けの例2

インターネットのメールは様々なコンピュータ間でやりとりができるように使用する文字に取り決めがあります、これを守らなければ正しく表示されません。

自分のコンピュータでは読めた文字でも相手が見ると空白だったり、違う文字になってしまう場合があります。

ソフトウェアは人間の間違いを補うようになってきてはいますが、次の文字は使えないということを知っておいた方がいいでしょう。

半角カナ・半角カナ記号

次のうち、赤色紫色で示された文字は半角カナで、問題を起こします。全角のカナを使ってください。特に赤色の部分は半角カナに含まれるカナ記号と呼ばれるもので、半角カナの一部だとは気がつかないことがあるので注意してください。

幅が普通の漢字やひらかなの半分で縦長。濁点や半濁点が別になっているのが特徴です。

機種依存文字

特定の会社のコンピュータ独自の文字を機種依存文字といいます。代表的なものに、丸数字や株式会社を一文字で表す記号や単位を一文字で表す記号があります。

Windowsのコンピュータで丸付きの数字であったものが、マッキントッシュではかっこ付きの曜日になってしまうのは有名でした。

この文字のうち mm cm から cc までは半角の英字を使えば済むことです。

この文字のうち ≒ ≡ ∫ ∬ から ∩ ∪ まではちゃんと使える文字が別にあります。

ローマ数字は、I(アイ)と V (ブイ), X(エックス)を組み合わせて使えば問題ありません。

丸数字はよく使われるのに共通規格にないことで不便でした。最近の新しい規格に取り入れられたのですが、まだ対応していないコンピュータも多いので避けた方がいいでしょう。

補助漢字

人名漢字や旧字体の漢字を補った補助漢字というものがあります。これは全てのコンピュータで対応しているわけではありません。これも機種依存文字の一種ですがこのように呼ばれています。

この文字は特に固有名詞などの表記にこだわる場合に使われてきました。たとえば「崎」で「大」の部分が「立」になったものなどです。

人名・地名などに必要な文字がない、古典などで旧字体を使いたいなどJIS規格の文字では足りないという意見がありました。そこでこれらの文字の大部分が他の多くの文字と共に最近の新しい規格に取り入れられたのですが、いままでのやり方と大きく変わってしまうのでまだまだ普及していません。世界の共通の文字セットであるユニコードとも両立させる必要があり、安心して使用できるのはまだまだ先でしょう。


聖愛中学高等学校
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