●Windows製品にはOutLookExpressというメールソフトがついています。インターネットの設定をするときに同時に設定をするようになっていますので、そうとは気がつかずに使っていることも多いようです。これはOutLookというスケジュール管理ソフトのメール部分にもなっています。
●このソフトは2つの理由でウイルスにねらわれているソフトです。
●もちろん添付ファイルを保存した後、不用意にダブルクリックをすればどのメールソフトを使用していても同じように危険です。しかし、OutLookExpressは保存せずに自動的に直接開いてしまったりしますから、より危険だといわれています。
●他のメールソフトに替える手もあります。一太郎などjustsystemの製品にはshurikenというメールソフトがついてきます。別売りもしています。AL-Mailなどシェアウェアにも広く使われているものも数多くあります。EdMaxというメールソフトは最新版はシェアウェアですが、旧版はフリーで使用することができます。普通の人には旧版の機能で充分ですし、新版も旧版もバージョンアップしてゆきます。shuriken も EdMax もOutLookのように3ウインドウなので、OutLookのような形式が好みの方にはよいと思います。
●また、InternetExprolerそのものが危険だという意見もあります。NetscapeやOperaなどのブラウザに替えるということも考慮してもいいかもしれません。その場合は、そのブラウザについてくるメールソフトを使うという選択肢もあります。
●それでも、OutLook系を使いたいときは次のような設定をおすすめします。ただ、筆者は普段OutLookを使用していないし、バージョンアップなどで設定方法が変更されることもよくあるので多少異なる場合も考えられます。
●ツール→オプションを選びます。
●読み取りのタグにすすみます。
●「プレビューウィンドウで表示するメッセージを自動的に ダウンロードする」のチェックをはずします。
●送信のタグにすすみます。
●相手もhtml形式のメールを使っているのでなければ、テキスト形式のメールを送るようにしましょう。デフォルト(なにもしないと)で、html形式になっているのが困りものです。
●怪しいメールを削除する時にも注意が必要です。削除のためにクリックして選択するとプレビューされます。そのときにウイルスが活動してしまうこともあるのです。プレビューとは、普通右下の部分です。
●これをやめさせるには、 表示→レイアウト を選択して、
●「プレビューウィンドウを表示する」の チェックをはずします。
すると、プレビューがなくなります。
●この状態にしておき、怪しいメールを削除します。まだあります。メールの削除を行った後、ファイル→フォルダ→「すべてのフォルダを最適化する」を選択して作業をさせます。(これをしないと、完全な削除にならず、 隠れバックアップとしてウィルスメールがいつまでも保存され続けてしまうことがあります)