添付ファイルで送る

 添付ファイルで送る 

メール送信のウインドウに添付したいファイルをドラッグします。

次の画面で、相手先のメールソフトを選択します。エンコード形式と、分割は相手先のメールソフトによって自動的に設定されます。

現在ではだいたいAL-Mailのままで大丈夫ですが、分割に対応しないメールソフトを使っている人もあるかもしれません。

なんのメールソフトを使っているかわからない場合、Windowsを使っている人には「その他(PC)」、マッキントッシュの人には「Eudora-j (Macintosh)」、UNIX使いの人には「その他(UNIX)」が良いでしょう。

[OK]を押せば次のように下の部分(ステータスバー)に添付されたファイルのアイコンが現れます。このまま送信してください。

 添付ファイルのしくみ 

画像やプログラムなどは文字以外のデータを含んでいるのでそのままでは送ることができません。添付ファイルはメール送信時に自動的にエンコード(ここでは文字コードに変換すること)されて送られます。相手も同じ方法でデコード(文字コードから戻すこと)できなければ元のデータを得ることができません。ですから、変換の方法を合わせなければならないのです。

変換の方式にはWindows系でよく使われる base64 の他、UNIX系の uuencode 、マッキントッシュでよく使われる BinHex があります。どの方法でも元のデータより大きくなってしまいます。

サイズの大きいメールは途中で制限にひっかかって送れなかったり、通信回路を専有して他に迷惑をかけるので分割して送る方法が決められています。AL-Mailはこれに沿って設計されています。

メールが分割送信された場合には、分割されたそれぞれのメールには Subject: ヘッダに自動的に通し番号が振られると共に、分割に関する情報がMIMEに準拠した形式でヘッダに記録されます。受信側がAL-Mail1.20以上またはMIMEに基く分割メールを理解できるメーラであれば、分割されたメールは受信時に自動的に結合されます。

 添付ファイルで送る前に 

 大きなファイルは送らない 

大きいサイズ(だいたい1MB(メガバイト)以上)の添付ファイル付きメールをインターネット上に直接流すことは、相手先や中継経路からマナー違反として怒られることもありますし、最悪メールサーバやネットワークのダウンの原因となり得ますので、大きいサイズのファイルを送る必要がある場合にはftpや宅配便等、他の手段も必ず検討した上で使用して下さい。

 ファイルの大きさの調べ方 

2つの方法を紹介しましょう

大きさを知りたいファイルを1回クリックして反転させると、ウインドウの下に大きさが表示されます。(ウインドウが小さいときは見えません)

大きさを知りたいファイルで右クリックし、でてくるメニューの一番下の[プロパティ]を選びます。

これで KEY.jpg は 3.31KB (キロバイト)の大きさであることがわかります。キロは1000倍を表しますから(正確には1024)、3310バイト、日本語にして3310÷2=1655文字分のデータだということがわかります。1行30文字で55行分ですからこれなら大したことはありません。1MB(メガバイト)ならメガは1000倍の1000倍ですから1000000÷2=500000文字分、1行30文字で約16667行分のメールとなります。

 ファイルを小さくするには 

写真ならば.jpg の画像形式にします。デジタルカメラのデータは初めから.jpg です。ペイントで書いた絵は.bmp 形式になりますが、これはと無駄に大きくなりますから別のソフトで.jpg や.gif や.png の形式にしましょう。

音声なら音質を落としたり、.mp3 の形式に変換しましょう

ワープロデータや表計算などのビジネスソフトのファイルは圧縮ソフトを使って小さくできます。受け取る相手が元に戻せるようにあらかじめ打ち合わせましょう。

 相手がデータを開くことができるか確認する 

ワープロソフトや表計算ソフトなどのビジネス用ソフトはそれぞれ独自の形式でデータを保存します。相手も同じソフトを持っていなければ開くことができません。MSワードやエクセルはコンピュータ本体に付属して売られることも多いのですが、基本的には別売りのソフトです。相手がソフトを持っているか確かめましょう。

画像ソフトについては、.jpg .gif .png ならばエクスプローラで問題なく見ることができます。

.txt ファイルは添付する必要はありません。文章をメールに直接コピーすればよいのです。

 どのぐらいの時間がかかるか 

この実習室のLANは100BASEといって1秒間に100Mビットのデータを送れるものですから実習室内でメールを送受信するぐらいでは遅いと感ずることはありません。

しかし、一般家庭で普通の電話回線でインターネットへの接続をする場合は1秒に33.6Kビットと約3000分の1の速さしかありません。ISDNを使ったとしても64Kビットで、約1500分の1の速さです。

1MBのデータを送るとして計算します。1バイトが8ビットですから、1MBは8Mビット=8000Kビットです。これをBASE64でエンコードすると3分の4倍に増えます。それを1秒に33.6Kビットで受信すると、

(8000×4÷3)÷ 33.6 ≒ 320秒 ≒ 5分30秒

となります。実際には制御のためのデータも受信しますからもう少しかかります。ISDNでも約半分になるだけです。電話回線で大きなメールを受け取るのはかなり待たされるので、それに見合った内容でないと単なる嫌がらせになってしまいます。

一般の接続業者の受信箱は5MBです。それを越えるメールは受け取りを拒否したりエラーを起こして消してしまったりします。また、大きなメールが入っていると、他のメールが受け取れないということにもなります。大きなメールは出さないようにしましょう。受け取る側も接続業者の受信箱にメールをためないようにします。


聖愛高等学校
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