リスト

3種類の箇条書き

リストは箇条書きのことです。リストをあらわすタグはul と ol と dl の3つです。("l" は小文字の "L" です。htmlのタグは大文字小文字の区別をしませんが、小文字の使用をお勧めします。)

ul と ol は

リストの各要素は li で挟んで示します。この全体を ul タグで挟むとひとつのリストができます。たとえばこんな感じです。

<ul>
<li>ペイントショッププロ</li>
<li>インターネットエクスプローラ</li>
</ul>

とすると

・ ペイントショッププロ
・ インターネットエクスプローラ

ul の代わりに olを使うとこんな感じです。

<ol>
<li>ペイントショッププロ</li>
<li>インターネットエクスプローラ</li>
</ol>

とすると

1. ペイントショッププロ
2. インターネットエクスプローラ

HTMLでは li の終了タグ </li> を省略してもよい場合があります。これは次の <li> や </ul> で </li> が省略されたことが明確にわかる場合です。しかし、XHTMLでは省略してはいけないという規則ですので、将来を考えれば省略しないようにしたほうがいいでしょう。

ol は ordered list (順序づけられたリスト)、ul は unordered list (順序づけられていないリスト)、li は list item (項目)の略です。

dl は

dl は、li の代わりに、dt と dd を使います。

<dl>
<dt>いぬ</dt>
<dd>雪が降ると庭をかけまわる動物</dd>
<dt>ねこ</dt>
<dd>雪が降るとこたつで丸くなる動物</dd>
</dl>

とすると、こんな感じになります。

いぬ
  雪が降ると庭をかけまわる動物
ねこ
  雪が降るとこたつで丸くなる動物

つまり、dt に書いたものを dd で説明するような構成になるのです。

dd の部分が長くなってもきちんと整形してくれます。次のような例では、

<dl>
<dt>ペイントショッププロ</dt>
<dd>グラフィックソフト。絵を描くほかに、写真の加工もできる。
ベクトルデータも取り扱うこともでき、高い能力をもつ。</dd>
<dt>インターネットエクスプローラ</dt>
<dd>ウェブブラウザ。インターネットのいわゆるホームページを
見るためのソフト。ウィンドウズに付属して無料で配布されている。</dd>
<dt>K2エディタ</dt>
<dd>フリーのエディタ。タグなどに自動的に色をつけて表示する
機能をもつ。2行以上にまたがると色がうまくつかないことがあるが、
高性能なソフトである。</dd>
</dl>

こんな感じになります。

ペイントショッププロ

グラフィックソフト。絵を描くほかに、写真の加工もできる。ベクトルデータも取り扱うこともでき、高い能力をもつ。

インターネットエクスプローラ

ウェブブラウザ。インターネットのいわゆるホームページを見るためのソフト。ウィンドウズに付属して無料で配布されている。

K2エディタ

フリーのエディタ。タグなどに自動的に色をつけて表示する機能をもつ。2行以上にまたがると色がうまくつかないことがあるが、高性能なソフトである。

dt と dd も、li と同様に終了タグは省略できる場合がありますが、省略しないほうがいいでしょう。

タグの名前の由来は、次の通り。

dl
Definition List あるいは Descriptive List
dt
Definition Term あるいは Descriptive Term
dd
Definition Data あるいは Descriptive Data

課題 ファイル名 list.html

次のように、いくつかの内容を3通りのリストにしたページを作ってください。

もちろん、目次からのリンク、目次へ戻るリンクをつけてください。


聖愛高等学校
http://www.seiai.ed.jp/