周りを透過にしたりんごの絵です。
背景の色を変えても同じ画像を使うことができます。
境界がくっきりしている画像はどんな色でも大丈夫。
しかし、りんごの境界線がくっきりしすぎだと思いませんか。
意図的に輪郭をぼかすことで絵の中に存在がなじみます。
背景が黒でもこのようになじませることが可能です。
白い背景で輪郭をぼかした絵を描き、白を透過色に指定しました。
背景色が白の時はきれいにぼけていましたが、
背景色が暗い色になるにつれて汚くなってきます。このへんまでくるとがまんできません。
意図的にぼかしたつもりがなくてもこのようになってしまった経験はありませんか。
これはぼかした時に周りの色が白かったからです。ぼかすとは周りの色と混ざることです。境界近くの赤には白を混ぜ境界近くの白には赤を混ぜてなめらかに色が変わっていくようにしているのです。
では周りを黒くしてから輪郭をぼかした絵を描き、黒を透過色にしてみます。
周りが黒い枠になっていることがわかります。でも周りが暗い青なので白い枠よりは目立ちません。
これが明るい色だと見苦しくなってしまいます。
つまり輪郭がぼけた画像では、画像を置く場所に合わせて作り方を変えなければなりません。。
周りが黒い時にぼかした場合は境界近くの赤には黒を混ぜ境界近くの黒には赤を混ぜてなめらかに色が変わっていくようにしているので、背景が明るい色では逆にだめということです。
では白でも黒でもない透過色の上に描いて、既存の透過領域を透過色に指定するのはどうでしょうか。
できあがった画像は色を混ぜる代わりに透明なピクセル(点)の数でぼかしを表現しています。
点々は少々気になりますが、白でも黒でもそこそこ使えるのは便利です。
色を混ぜる代わりに点々の数でぼかしを表現するやり方を「ディザ」といいます。