透過画像の周りが白い?

透過には境界がくっきりしている画像が適している

256色シャープエッジ周りを透過にしたりんごの絵です。

256色シャープエッジ背景の色を変えても同じ画像を使うことができます。

256色白背景で描画境界がくっきりしている画像はどんな色でも大丈夫。

256色白背景で描画しかし、りんごの境界線がくっきりしすぎだと思いませんか。

輪郭が柔らかい画像がいい場合もある

256色白背景で描画意図的に輪郭をぼかすことで絵の中に存在がなじみます。

256色黒背景で描画背景が黒でもこのようになじませることが可能です。

周りが白い時はいいけれど

256色白背景で描画白い背景で輪郭をぼかした絵を描き、白を透過色に指定しました。

256色白背景で描画背景色が白の時はきれいにぼけていましたが、

256色白背景で描画背景色が暗い色になるにつれて汚くなってきます。このへんまでくるとがまんできません。

256色白背景で描画意図的にぼかしたつもりがなくてもこのようになってしまった経験はありませんか。

これはぼかした時に周りの色が白かったからです。ぼかすとは周りの色と混ざることです。境界近くの赤には白を混ぜ境界近くの白には赤を混ぜてなめらかに色が変わっていくようにしているのです。

周りが黒い時はいいけれど

256色黒背景で描画では周りを黒くしてから輪郭をぼかした絵を描き、黒を透過色にしてみます。

256色黒背景で描画周りが黒い枠になっていることがわかります。でも周りが暗い青なので白い枠よりは目立ちません。

256色黒背景で描画これが明るい色だと見苦しくなってしまいます。

256色黒背景で描画つまり輪郭がぼけた画像では、画像を置く場所に合わせて作り方を変えなければなりません。。

周りが黒い時にぼかした場合は境界近くの赤には黒を混ぜ境界近くの黒には赤を混ぜてなめらかに色が変わっていくようにしているので、背景が明るい色では逆にだめということです。

では始めから透過の上に描いたら

256色黒背景で描画では白でも黒でもない透過色の上に描いて、既存の透過領域を透過色に指定するのはどうでしょうか。

256色黒背景で描画できあがった画像は色を混ぜる代わりに透明なピクセル(点)の数でぼかしを表現しています。

256透明透過点々は少々気になりますが、白でも黒でもそこそこ使えるのは便利です。

フルカラー透明透過色を混ぜる代わりに点々の数でぼかしを表現するやり方を「ディザ」といいます。

透過色を利用する場合の注意点をまとめると

  1. 境界がはっきりした画像を使う。満足できるならこれが一番簡単。
  2. もし境界をぼかす場合は、同じ程度の明るさの所でぼかす。
  3. 始めから透過の状態で描き始める。
  4. できれば背景と同じ色の上でぼかすと完璧になるのだが、これだと透過にする意味がなくなる。

聖愛高等学校
http://www.seiai.ed.jp/