OpenOffice.org 3.2 のWriterは次のファイル形式から選べます。
ODF文書ドキュメントがWriterの標準の形式です。
ODF (OpenDocument Format)はファイルの内部形式をオープンにして異なるソフト間でも互換性を持たせようという考え方を進めたファイル形式です。ISO/IEC 26300:2006 として国際標準規格になっています。日本工業規格にもなっています(JIS X 4401:2010)。つまり保存されたデータの形式は国際規格としてオープンになっているので、OSやアプリケーションがすっかり変わってしまっても、代わりのソフトを作るのはそれほど難しくないということです。
最近、マイクロソフトのWordもこのODFファイルを読み書きすることが出きるようになったとのことです。
マイクロソフト社のワードの形式で保存することもできますが、Writerしか持っていない機能を使うとその部分は再現されない可能性があります。他のソフトと相互に読み書きする可能性のある時には、複雑な書式設定をしない方が効率的です。同じワードでも異なる形式があります。
OpenOffice.org 3.2 のWriterは次のファイル形式を読むことができます。
ダブルクリックして開けなくても、「開く」からファイルを探すといろいろな形式のファイルを開くことができます。ただし、他社のファイル形式ではOpenOffice.orgにない機能や、解釈の異なる機能がある可能性があります。
ほとんどの企業ではファイルの内部形式を公表していませんから、時間をかけて調べて対応します。調査が間に合っていない部分や、OpenOffice.orgの機能で代替えする方法が不完全になる場合があります。
書式設定に多くの違いが出ますから、他のソフトと相互に読み書きする可能性のある時には、複雑な書式設定をしない方が効率的です。