もくじ

キーの数を増やすキー

Shift キーは、タイプライタで大文字を打つための仕組みでした。つまり、何もせずに打つと小文字(abcde)、Shiftキーを押しながら打つと大文字(ABCDE)が打てたのです。活字を打つ部分を上下にずらして(シフトして)実現していたのでこのキーをShiftキーと呼びました。26のキーで52種類の活字を打てるようになるわけです。

コンピュータではさらにこれを進めてもう2種類のシフトキーをつくりました。それが Ctrl(コントロール)と Alt(アルト)(オルタネイティブなのでオルトが正しいと思う) です。

この3つのキーに共通の特徴はこのキーを押しただけでは何も入力されず、このキーを押しながら他のキーを押すことで特別な機能が実現されることです。説明書ではこの押しながらということを、Ctrl+A(コントロールキーを押しながらAを押す)と書くのが普通です。

どれも2つずつありますが、どちらも同じです。

Shift(シフト)キー :主に文字を入力するときの補助にします。大文字とか記号、仮名入力では「っゃゅょ」などの小さな文字を入れるのに使います。

Ctrl (コントロール)キー :名前のとおりコンピュータをコントロールするためのキーです。Ctrl+C でコピー、Ctrl+V で貼り付け、などが有名です。ソフトによって異なる機能に割り付けられることも多いのです。

Alt (オルトまたはアルト)キー :普通、メニューを操作するために使用します。大体マウスで済ませられるものばかりなので、マウスを使い増しよう。慣れてきたら便利なキーと考えておいてください。


コンピュータの基礎
聖愛中学高等学校
http://www.seiai.ed.jp/
Apr.2011 改訂
May.2008