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注目文節の移動

文節に分けて入力するわけ

文節に分けて入力することから始めたのは、長いフレーズを入れて日本語入力システム(IM)が2文節であると判断すると操作が面倒になるからです。

2文節以上のときの操作

2文節以上になった時の表示は日本語入力システムの種類やバージョンによって異なります。最近のWindowsでは注目文節の下線の太さや実線/点線の違いなど、めだたないものになっています。SCIMでは白黒反転ですのではっきりわかります。

「点の軌跡」これを「てんのきせき/」と打って変換してください。いままでは、「てんの/きせき/」と文節に分けていましたが、一度に入力して変換してみます。

となったりします。「点の」の部分が目立つようになっています。もしも目的の漢字でない場合はスペースキーでさらに変換しますが、「奇蹟」の部分は変換されません。

目立つようになっている文節だけが現在操作の対象になっているのです。これを注目文節といいます。

注目文節が目的の漢字になったら、[→]([Ctrl]+[E]でも可)で注目文節を移します。(漢字候補の一覧が開いていてもかまいません)

こんどは、「きせき」の部分が反転しています。スペースキーを押すことで、こちらの漢字を変換できます。

{Enter]を押すか、次の文字を入力すれば確定されます。最後の文節まで来ていなくてもこの操作で全部確定になります。

ただし、候補の一覧が出ている状態で、次に入力するの文字が数字の時は、その数字に対応する漢字が選択されることがありますから注意してください。

確定するまえなら、[←]([Ctrl]+[A]でも可)で左側の文節に戻ってさらに変換をすることもできます。注目文節の移動はと再変換は確定前なら何度でも可能です。

練習

次の文を一度に入れて一文節で変換してください。区切って入れるのは普通は正しい選択ですが、ここでは全部を一度に入力して練習します。(  )内は読み方を示したものです。入力しません。

点の軌跡  (てんのきせき)
天の奇跡  (てんのきせき)
悪の十字架   (あくのじゅうじか)
開くの十時か  (あくのじゅうじか)

コンピュータの基礎
聖愛中学高等学校
http://www.seiai.ed.jp/
Apr.2011 改訂