文字コードを調べる

Linux上でエディタに gedit を使い、odコマンドで文字コードを調べます。

ファイル作成と保存

調べたい文字列を入力して「別名で保存」をします。geditでは名前を付ける時に「エンコーディング」で文字コードを選択します。

はじめは選択肢が少ないので、「追加と削除」をクリックします。

左側の「利用可能なエンコーディング」から必要なエンコーディング(文字コード)を選び、「追加」のボタンを押すと、右側の「メニューに表示するエンコーディング」に加えられます。

OKで戻ると、選択肢が増えています。

名前を変えていろいろなファイルを作ってみます。

odコマンド

次の文字列をいろいろな文字コードで保存します。

ABCあいうえde 12かきく

コマンドライン端末を使います。

[アプリケーション]-[アクセサリ]-[端末]で起動されるソフトウェアです。

コマンドライン端末はターミナルとかコンソールなどとも呼ばれます。

ここで起動されたのは具体的にはgnome-terminalという名前のソフトです。これはターミナルエミュレータというジャンルのソフトウェアです。ターミナルという言葉を日本語に訳したものが「端末」です。シェルを使ってコンピュータを操作するソフト,つまりキーボードから入力するコマンドで操作をするものです。

16進で表示するには od コマンドです。$ の後に次のように入力します。オプションは -tx1 として、その後ろにファイル名を付けます。

よく分からない時は、このページ下部の「コマンドライン端末の使い方」参照

adachi@vine41:~$  od -tx1 strutf.txt [Enter]

od:コマンドの名前です -t:タイプ x:16進 1:1バイトずつ strutf.txt:自分が作ったファイルの名前(これはutf-8です)

adachi@vine41:~$  od -tx1 strutf.txt [Enter]
0000000 41 42 43 e3 81 82 e3 81 84 e3 81 86 e3 81 88 64
0000020 65 20 31 32 e3 81 8b e3 81 8d e3 81 8f 0a
0000036

Shift_JISのファイルなら

adachi@vine41:~$  od -tx1 strsjs.txt [Enter]
0000000 41 42 43 82 a0 82 a2 82 a4 82 a6 64 65 20 31 32
0000020 82 a9 82 ab 82 ad 0a
0000027

コマンドライン端末の使い方

タイトルバーには hoge@vine41:~$ とありますが,hogeの部分はユーザー名が入ります。vine41はコンピュータの名前(ホスト名)です。:と$の間 は現在作業中の場所(カレントディレクトリ)を表示しています。

メニューバーの下には, hoge@vine41:~$ とありますがこれはプロンプトと呼ばれます。$ が出ているとコンピュータは入力を受け付けるという状態になっているということです。~/home/hoge の短縮形でユーザーホームのことです。$ の後にコマンドを入力して[Enter]を打つとコンピュータから反応があります。

たとえば,date というコマンドを入力すると,日時を教えてくれます。

hoge@vine41:~$ date[Enter]

date[Enter]の部分がキーボードからの入力です。[Enter]は[Enter]キーを打つことを表しました。実際には見えません。hoge@vine41:~$はプロンプト。実際は色の区別はありません。

hoge@vine41:~$ date[Enter]
2009年  2月 12日 木曜日 13:34:26 JST
hoge@vine41:~$ 

反応がありました。日時を表示した後,再びプロンプトを出してコマンドを受け付けることを示しています。

聖愛中学高等学校
http://www.seiai.ed.jp/
Jun. 2009