表計算とは

計算をともなう表

典型的な計算のための表

このような計算をともなう表を作ることはよくあります。表計算ソフトはこのような計算をともなう表をつくるためのソフトです。上の表を作るときには、単価と数量を入力してから、売上高に単価×数量の式を設定すれば、売上高の縦の列は自動で計算されます。そればかりか、後で単価や数量を訂正しても、瞬時に自動で計算し直してくれるのです。

日本ではきれいに表を作るソフト、計算をしてくれるソフトという認識しかないことが多いのですが、本当は企業で原料の仕入れ値がいくらの時いくらで売れば一番儲かるかなど、数字を変えて何度も計算をしなおして最適な値を見つける時などに効果を発揮するのです。

表計算の歴史

パーソナルコンピュータと表計算ソフトの歴史

VisiCalc
1977年ダン・ブルックリンが考案。Apple II版が1979年に、IBM PC版が1983年に発売される。
Multiplan
1982年にマイクロソフトが発売。Apple II版、IBM PC版
Lotus 1-2-3
1983年秋、Lotus社から発売。IBM PC版(DOS)。
Excel
1985年にマッキントッシュ版、1987年にWindows版(IBM PC版)が発表される。
90年代に入ると、ExcelはLotus 1-2-3のシェアを奪ってしまい、ロータスは1995年にIBMに買収された

1994年 MS-office(ワープロ、表計算などのセット販売)の中にEXCELが入る。Windows95の発売後はOfficeの中核的存在としてEXCELは代表的な表計算ソフトとなる。

2000年代になって対抗する製品がでてきた。 StarOffice(日本ではStarSuite)やThinkfree officeは Windows以外のOSにも製品を出している。KOffice、 Hancom officeなど、Windows向けのものがないものもある。

特に注目すべきなのは OpenOffice.org である。これは無料で公開されている。(StarOffice はこれを元に製品化したもの)ソフト作成にいろいろな人の意見を集約するというオープンソースの考え方に基づいていて、ボランティアで参加できる。これからの普及が期待できる。


聖愛中学高等学校
http://www.seiai.ed.jp/
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