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(S3) X1.1 s_jis

これはあまり知られていないが、Windowsでは95の時代から壁紙やデスクトップのショートカット、最近つかったファイル、マイドキュメントの位置など、作業環境をコンピュータを使用する人(以後ユーザ)ごとに記憶しておくことができるようになっている。このデータをユーザープロファイルという。1台のコンピュータを一人で独占できる場合には気がつかないことだが、複数の人で使用した経験があれば、この機能の必要性がわかる。漢字変換のシステムやローマ字入力かカナ入力かも自分用の設定を残したいものだ。
Windows上で動く個々のソフトもこの機能を使うことができる。たとえば、Paint Shop Pro という画像処理のソフトでは最後に使用した筆の太さやインクの色などが記憶されている。ユーザープロファイルがあれば、前に使った人の筆の太さやインクの色などに影響されず、自分が最後に使用した環境で作業を始めることができる。最後に保存したフォルダが次の保存の時のデフォルトになるソフトも多く、これもユーザープロファイルがないと不便だ。


聖愛中学高等学校
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Last update: 2006/7/24