宗教主任 石垣 雅子

聖書の言葉

「姦淫するな、殺すな、盗むな、むさぼるな」、
そのほかどんな掟があっても、「隣人を自分のように愛しなさい」という言葉に要約されます。
愛は隣人に悪を行いません。だから、愛は律法を全うすることです。

日本聖書協会『新共同訳 新約聖書』 ローマの信徒への手紙 13章9−10節

キリスト教は神とわたしたち人間との関係を大切にします。神がわたしたち人間に働きかけていて、わたしたちはその働きに応えることができる。それがキリスト教というものの基本的な考え方です。けれども、神との関係だけがあればそれで良いとはしないのがキリスト教です。人間同士の関係のあり方についても教えているのです。人間同士の望ましいあり方を「隣人愛」と呼びます。

「隣人愛」とは、わたしの隣りにいる人々を大事にすることです。でも、わたしたちが気に入っている友人や恋人、家族、すなわち知り合いだけを大事にすればいいということではありません。世界のどこかにいる人々もまたわたしたちの隣人なのだと考えるものです。世界のどこかにいて、一生懸命生きている人々もまたわたしたちの隣人であり、わたしたちはそれらの人々のことをおぼえたいと思うのです。

今日は今年度はじめての献金日です。アジアやアフリカの医療技術があまり進んでいない地域で医療活動・支援活動を行っているキリスト教海外医療協力会の働きのために献げます。わたしたちの行う献金は隣人愛の具体的なかたちです。神がわたしたちを愛してくれている。だから、わたしたちもこの世界にいる様々な人々にたとえささやかであったとしても愛を届けたいのです。そのような思いを持って今日献金をしたいと思います。