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2012年入試(理科)

解説

(1)
  
  ア
 ⑥視神経
  イ
 ④網膜
  ウ
 ②虹彩
  エ
 ①毛様体⑤は硝子体といい眼球の形をしっかりたもつ役割があります。
(2)
 
  ア
 ②火のついたろうそくが焦点の外側にあるので、スクリーンにうつる像は実像となります。凸レ ンズの場合は物体と上下左右が逆になった倒立の像です。
(3)
焦点距離のちょうど2倍の位置にあるとき像の大きさは物体と同じになります。これより内側に置く と像の大きさは物体より大きくなります。焦点に近づくにつれ大きくなりますが、焦点上では像はできません。よって、aの範囲は焦点より遠く、焦点距離 の2倍の位置より近いところとなります。

(1)
  
  ア
 ④ペットボトルの本体はポリエチレンテレフタラートです。ペットボトルのふたや電子レンジ用 容器に主に使われているのはポリプロピレンです。
  イ
 ③ポリエチレンとポリプロピレンは点火すると融けて、ぽたぽたとたれながら燃えます。
(2)
すべてのプラスチックが菌類や細菌類によって分解されるわけではありません。菌類や細菌類によっ て分解されるプラスチックを生分解性プラスチックといいます。
(3)
電気を通す性質。このようなプラスチックを導電性高分子といいます。

(1)
台風は低気圧の一種であり、北半球では反時計回りの回転となります。 A地点は台風の南西側に位置し、 この地点での風向は北西となります。台風の外側にある降雨帯からも外れており、天気も曇りであることがわかります。
(2)
台風の中心付近の気圧960hPaと、大陸上にある1020hPaの等圧線から4hPaごとに数 えます。
(3)
8月から9月にかけて、日本列島上空付近では、偏西風が卓越し、これによって東へ流される。台風 は自らの風では進めないため、このような上空の風によって進路が変わります。
(4)
日本列島のひろがりから、台風の雲の直径はおよそ600~700kmと推定できます。それに対して 厚さが10km程度であることを考えると、CDのような形となります。

(1)
イヌワラビの茎は地下茎となっています。②は茎のように見えますが、葉柄です。
(2)
 
  ア
 コケ植物の特徴の一つに維管束がないことがあげられます。
(3)
水や養分をからだのすみずみに運べるように、維管束が発達しました。

(1)
④うすい塩酸は酸性であり、その水溶液中には水素イオンが多く含まれており、このイオンが青色リ トマス紙に触れるとリトマス紙は赤色に変化します。水素イオンは陽イオンであり、電圧を加えることにより陰極に移動します。その際、陰極側に置い た青色リトマス紙(d)に触れリトマス紙が赤色に変化するのです。
(2)
②水素イオンは(1)で説明したように陰極に移動しますが、陰 イオンである塩化物イオンは陽極に移動します。
(3)
②酸性の水溶液には水素イオンが必ず含まれます。よって(1) と同じ結果になるのは、酸性である うすい硫酸と食酢の2つです。アンモニア 水とうすい水酸化カリウムはアルカリ性、食塩水と砂糖水は中性です。
(4)
①うすい水酸化ナトリウム水溶液はアルカリ性であり、その水溶 液中には水酸化物イオンが多く含ま れており、このイオンがフェノールフタレイン溶液に触れると赤色に変化します。水酸化物イオンは陰イオンであり、電圧を加えることにより陽極に移 動します。その際、陽極側の・アにあるフェノールフタレインに触れて赤色に変化するのです。

(1)
ハチュウ類から早く分岐したものがホニュウ類、後で分岐したものが鳥類と考えられます。
(2)
 
  イ
 魚類から徐々に陸上に進出するために、獲得した能力は肺で呼吸できることです。
  エ
 ホニュウ類とその他の動物の大きな違いの一つは子の増やし方で、胎生です。
(3)
両生類は幼生の時期に水から離れることができません。ハチュウ類はある程度の乾燥に耐えられます。

(1)
地球の北極側から見ると、月は地球のまわりを反時計回りに公転しています。したがって、地球から観 察すると、西から東へ1日に約12°ずつ移動していくことが考えられます。
(3)
一番内側の点が太陽、外側に向かって金星、地球、木星となる。地球から見て金星が半分よりも満ち て見え、なおかつ木星が見える位置を探します。
(4)
写真に見える月は三日月です。したがって、この月はこれから満ちていくことがわかります。

(1)
F1とつり合う力は、矢印の長さが同じで矢印の向きが正反対のものです。つまり点Oから⑦に向 かって引いた矢印の直線になります。
(2)
F1とF2の合力は、点Oから伸びているF1とF2の2つの直線を二辺とする平行四辺形を作図 し、点Oから対角線を引くと描けます。つまり点Oから①に向かって引いた矢印の直線になります。
(3)
(2)と同様に考えます。F3の矢印の先は、F1と、点Oから引いたもう一つの分力の2つの直線 を二辺とする平行四辺形の対角線にならなければいけません。よって、もう一つの分力は、点Oから⑥に向かって引いた矢印の直線となります。

(1)
まるい種子の遺伝子はAA、しわのある種子の遺伝子はaaと表せます。これらの遺伝子からできる子 の遺伝子はAaとなり、子を自家受粉させると、AA、Aa、aaの遺伝子をもつ豆ができ、その比率はAA:Aa:aa=1:2:1となります。
  ア
 AA、Aaの遺伝子をもつ種子は優性の法則に従ってまるい種子となり、aaの種子はしわのある 種子となります。
  イ
 Aa同士を親に持つ場合、それぞれの遺伝子が分離の法則に従って別々の細胞に入ります。このとき、 上述のようにAA、Aa、aaの3種類の組み合わせができますが、子と同じ形質(まる)をもつ種子は優性の法則よりAA、Aaの2種類となります。aa ではしわのある種子ができます。
  ウ
 子の代の種子と同じ遺伝子の組み合わせは、孫のまるい種子の2/3となります。
(2)
生殖細胞ができる分裂は減数分裂といい、その結果できる受精卵は親の細胞と同じ本数の遺伝子をも つこととなります。

10

(1)
図1は直列回路であり,各抵抗に流れる電流の大きさは等しく、また、直列つなぎの電熱線R1と R2の合成抵抗は10Ω+20Ω=30Ωであることから、R1,R2に流れる電流の大きさは、15V/30Ω=0.5Aとなります。オームの法則 より、R1に加わる電圧は10Ω×0.5A=5V,R2に加わる電圧は20Ω×0.5A=10Vであることから、R1の消費電力は、0.5A×5V=2.5Wとなります。
(2)
図2は並列回路であり,電熱線R3とR4に加わる電圧の大きさは等しく15Vであることから、 R3に流れる電流の大きさは15V/10Ω=1.5A,R4に流れる電流の大きさは15V/5Ω=3Aとなります。したがって図2の回路全体に流 れる電流の大きさは、その和となり1.5A+3A=4.5Aとなります。
(3)
もっとも温度が上昇した容器は,消費電力がもっとも大きい電熱 線を含む容器である。(1)と同様 に各電熱線の消費電力を求めるとR1=2.5W,R2=5W, R3=22.5W,R4=45Wです。このことからもっとも温度が上昇したのは容器4となります。
(4)
容器4の水温の変化は20-15=5℃となります。(3)において,消費電力を比較した際、容器 3の消費電力は容器4の半分であったことから,容器3の水温の変化も比例し、2.5℃となります。したがって,容器3の水温は 15+2.5=17.5℃となります。

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弘前学院聖愛高等学校
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