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2010年入試(理科)

解説

(1)
ア もっとも大きい音を出しているのは、振幅が一番大きな波形
イ もっとも高い音を出しているのは、振動数が一番大きい(波長の一番短い)波形
ウ 同じ高さの音を出しているのは、振動数が同じ(波長が同じ)波形
(2)
ア 光が水中から空気に入るとき 入射角<屈折角
イ 屈折角が90°になったときの入射角よりも大きな入射角で光線を進ませると、光線は屈折して空気中に出ることができなくなる。これが全反射である

(1)
分解者には細菌類と菌類がいる
(2)
①が菌類の働きで②は風化、③は光合成で発生した酸素のこと、④は捕食である。
(3)
①がミドリムシ②がミカヅキモ③がアメーバ④がミジンコ⑤がゾウリムシ この中から葉緑体をもっているものを選ぶので①と②が正解
(4)
生産者は葉緑体をもっていて光合成をするので、③が正解

(1)
まばらに含まれている大きな結晶Aは斑点のように見える「はん晶」、大きな結晶になれなかったBは「石基」という。
(2)
全体的に白っぽい岩石は、セキエイやチョウ石が多く含まれ、さらに黒っぽい結晶として「クロウンモ」が含まれている。
(3)
結晶が同じような大きさでできているので、このような岩石のつくりを等粒状組織という。
(4)
図1は、斑状組織であることから火山岩であると判断できる。図1の選択肢の中では玄武岩が該当する。同じく図2は、等粒状組織であることから深成岩と判断できる。図2の選択肢の中では、花こう岩が該当する。従ってこの組み合わせになっているのは⑥となる。
(5)
図1の岩石が玄武岩であることから、そのマグマの粘性は弱い。従って、地中から噴出するとすぐに流れるため広範囲に拡がった火山(盾状火山)となる。この火山の噴火は、ガスをため込むことが少なく比較的おだやかなものになる。色は有色鉱物の割合が多いため黒っぽく見える。

(1)
ア 表から加えた塩酸が10cm3までは2cm3増えるごとに25.1cm3の気体が発生する。
イ 表から0.15gのマグネシウムリボンは12以降、150cm3の気体が発生している。よって、14cm3では、0.15gのマグネシウムリボンすべてが反応し150cm3の気体が発生していることがわかる。同じ濃度の塩酸が十分にあるとき、マグネシウムリボンと発生する気体は比例関係にあるので、120cm3の気体が発生したときのマグネシウムリボンは、 0.15g:150cm3=Xg:120cm3  X=0.12g
(2)
ア 水素原子●も酸素原子○も結合して水素分子●●、酸素分子○○として存在する。  それぞれの原子は、それ以上分割されない。
イ 水素原子●と酸素原子○の質量比は1:16だから、発生する気体の質量比はアの③より、水素原子●4個と酸素原子2個より、1×4:16×2=1:8である。
したがって、酸素が16g発生するとき水素は2g発生する。
質量保存則より、分解した水は18g(16g+2g)である。
ゆえに分解されなかった水は2g(20g-18g)である。

(1)
対物レンズの倍率と接眼レンズの倍率の積
(2)
まずは反射鏡を調節して明るさをあわせてから、プレパラートをのせ、対物レンズを下げてレンズとプレパラートがぶつからないようにして、上に上げながらピントをあわせる
(3)
像は大きくなるが、その分視野は狭くなり、暗くなる

(1)
火力発電
(2)
ア運動エネルギーが最も大きいのは、基準面からもっとも近い場所である。 B イ速さが最も遅いということは運動エネルギーが最も小さい点である。 つまり位置エネルギーが最大の点はB~Fの中ではD点

A酸素 B水素 C二酸化炭素 Dアンモニア

(1)(2)
①酸素②二酸化炭素③アンモニア④水素⑤水素⑥二酸化炭素⑦アンモニア⑧酸素
(3)
⑤は酸素が発生する
(4)
アンモニアは極めて水によくとけるので水上置換では集めることはできない。

各部屋の飽和水蒸気量(g/m3)は温度によって決まるので、グラフより、
   A:17 B:23 C:30 D:39.5 と読みとることができる。

(1)
洗濯物が乾きやすい状態とは、湿度(%)がより低い状態であると考える。湿度は、飽和水蒸気量に対する実際の水蒸気量の割合で表されるので、同じ水蒸気量である場合、温度の高い空気の方が湿度が低いことになる。従って、AよりはCの方が低いと判断できる。実際の湿度を計算してみると、
    A:15/17.0×100=88.2(%)
    B:19/23.0×100=82.6(%)
    C:15/30.0×100=50.0(%)
    D:25/39.5×100=63.3(%) となる。
(2)
(1)の解説より⑤が答えとなる。20℃の飽和水蒸気量を17.5(g/m3)と読みとった場合でも、湿度は85.7(%)となり、⑤を選択することになる。
(3)
Cの部屋の空気の水蒸気量は15(g/m3)であり、この空気の温度を下げ、飽和水蒸気量と部屋の空気の水蒸気量が同じになったところから水滴ができ始める。従って、飽和水蒸気量が15(g/m3)になる温度をグラフから読みとると17℃であることがわかる。
(4)
温度を下げていったとき、飽和水蒸気量よりも多い水蒸気は、水滴となってしまう。Dの部屋の水蒸気量は25(g/m3)であり、10℃の空気の飽和水蒸気量10(g/m3)との差し引きした分が水滴となって現れてくることになる。従って、(25-10)×30m3 =450gとなる。
(5)
温度が下がり飽和水蒸気量を超えた水蒸気が水滴となることを結露といい、その時の温度を露点という

(1)
成長点は先端から2mmぐらいのところにあるので、2cmを4等分したうちの先端に成長点がある。そこが伸びているものを選ぶ。したがって③が正解
(2)
解離と呼ばれるもので、細胞が重なりくっついているので、顕微鏡で観察するために塩酸をつかって離れやすくする
(4)
Aが間期、Bが後期、Cが終期、Dが中期、Eが前期なので⑥が正解
(5)
④のアメーバは分裂によって増えるなかまである。ソラマメは体細胞分裂や減数分裂をおこなうが、それが生殖方法ではない

10

(1)
電流のこと聞いているので、電磁誘導ではなく誘導電流が正解
(2)
磁石の動きが速いほど誘導電流は大きくなる。磁石の向きと操作も変わらなよるいので電流の向きも変わらない。つまり検流計の針のふれる向きも同じ
(3)
N極を近づける操作と同じ電流の向きになるのは、S極を遠ざける操作である。
(4)
電磁誘導を利用したものは発電機である。

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