濱田先生は2004年3月でご退職なさいます。授業や部活で思い出の多い方もいらっしゃるのではないでしょうか。ご退職にあたってメッセージをいただきました。
春は人間の気持ちを明るくし、明日に向けての「やる気（活力）」を増長させてくれる季節、と言われています。学校はそのようなことを体現出来る絶好の場所と言えるでしょう。
そのような場所に別れを告げる日となりました。そうしますと私の人生も否応無しに変化を余儀なくされるはずです。ですが、春はエネルギーが充ちてくる年です。この学舎を去ることの寂しさとこれから新しいエネルギーを燃やすであろう日々を想像して、それと比較すると私には後者のほうが重いのです。とりわけ残りの我が命のことを思うと多くのことを手掛けなければ、と思うのです。
この学舎での生徒との思い出は尽きませんが、ただ生徒とやり残したことがある、というそんな感じはほとんどありません。むしろ、私が実行してみたいと思い描いたことが、強弱の差こそあれことごとく実行出来た、との思いの方が強いのです。そういう意味で恵まれた教師生活であったと振返るのです。ですから私と出会った多くの卒業生、とりわけ私と何かの行動を共にした卒業生には厚く、熱く、感謝しています。私のクラスの生徒、授業で出会った生徒、写真部や放送部、そしてＳＰＧ、さらには級長会や修学旅行委員会で頑張った皆さんには感謝しています。
この先の私の姿を思い描くと「何かしら活動しているであろう」と想像します。新しきことに向かって前進するには相応しい季節です。卒業生の皆さんには新しい姿でお目にかかりたいと思っています。
最後に私の好きな言葉を贈ります。我が家の墓石に刻んだ言葉を。