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2014年入試(社会)

解説

(1)
正解⑤。九州北部で製鉄業が発展した理由のひとつは、豊富な「石炭」が産出したことです。
(3)
正解②。瀬戸内海沿岸は、温帯に属し、夏も冬も降水量があまり多くない点が特徴です。
①は、降水量は多くありませんが、気温が低く、冷帯(亜寒帯)に属することから、北海道に見られる気候です。 また、梅雨の影響がとても弱いことも、北海道の気候の特徴です。
③は、冬に降水量が多いことから、雪の多い日本海側に見られる気候です。
④は、降水量が多く、熱帯に近いほど気温が高いことから、沖縄の気候と判断します(亜熱帯気候とよぶこともあります)。
(4)
正解③。カルデラで有名な阿蘇山、水俣病が発生した水俣湾から、熊本県について述べた文だと分かります。
もちろん、い草などの生産量が日本一であることからも判断できます。
また、島原・天草一揆は、長崎県の島原地方と熊本県の天草地方で起こった一揆です。天草四郎は、現在の熊本県上天草市出身とされています。

(1)
正解③。教科書では、地震の震源や火山が帯のように連なる場所で、高くけわしい山脈が見られるところを「造山帯」としています。造山帯には、アルプス・ヒマラヤ造山帯と、環太平洋造山帯の2つがあります。今回の問題文は、教科書の記述を引用しているので、正解は、③のヒマラヤ山脈となります。(ただし、単に造山帯という場合、アルプス・ヒマラヤ造山帯と環太平洋造山帯以外の山脈・山地を指す場合もあります。 それは、造山帯には、「新しい造山帯(新期造山帯)」と「古い造山帯(古期造山帯)」があるからです。アルプス・ヒマラヤ造山帯と環太平洋造山帯は、「新しい造山帯」に属します。①スカンディナビア山脈・②ウラル山脈・④グレートディバイディング山脈は、「古い造山帯」に属します。「古い造山帯」は、地震や火山の活動があまり活発ではなく、その多くは、低くてなだらかな山脈となっています。今回の問題は、『地震の震源や火山が帯のように連なる・・・』という出題になっているので、教科書に記述の造山帯(「新しい造山帯」)を正解とします。 「新しい造山帯」と「古い造山帯」については、高校に進学したら詳しく勉強してください。)
(2)
正解①。東京とベルリンの経度差は120度ですから、時差は8時間です(a)。東京よりも西に位置しているベルリンは、東京の時刻よりも8時間遅れていることになります。すると、東京の時刻が午後1時のとき、ベルリンの時刻は、午前5時となります(b)。
(5)イ
  正解①。アフリカから奴隷として連れ去られた人々は、主にアメリカ大陸へと送られました。
(6)
正解③。ペルシャ湾周辺で産出する資源は石油なので、OPEC(石油輸出国機構)が正解となります。

(2)ア
  正解⑤ ①中大兄皇子らに倒されたのは蘇我氏です。
②中大兄皇子は天智天皇となります。
③大化の改新の中心は中臣(藤原)鎌足でした。
④冠位十二階は大化の改新以前の聖徳太子の政策です。
(3)
正解 不輸 平安時代の荘園には免税の不輸と、国司の介入を認めない不入の特権をもつものがありました。
(4)
正解 地頭 守護と地頭を役割で区別できるようにしよう。
守護は国(現在の都道府県)ごとに置かれ、主に治安の維持を任務としました。 公領・荘園ごとに配置され、年貢の取り立てを任務としたのは地頭でした。
(5)ウ
  正解② 打ちこわしは、江戸時代に都市で市民がおこしたものです。
(7)
解答例
資料Aからは、国の借金である国債残高が年々増加し、資料Bからは、年々社会保障給付費の支出が増えていることがわかります。
国債残高の増加を抑えつつ、増加する社会保障給付費を確保するための方法の1つとして消費税の増税が議論されています。 

(1)
正解 ② 朝鮮の国々と日本の関係をしっかり整理しておきましょう。
日本は百済と友好関係をもつ一方で、新羅とは対立していました。
また「朝鮮半島を統一した」とあることから新羅が解答となります。
(2)
正解 ④ 日本は鎌倉時代です。マルコ・ポーロが中国の元朝をおとずれていることもヒントの1つです。①前6~5世紀ころ ②18世紀 ③16世紀
(4)
正解 ⑤ ①日本で初めて女性に選挙権が認められたのは第二次世界大戦後です。
②正解は領事裁判権(治外法権)です。関税自主権の完全な回復は日露戦争後です。
③二十一ヵ条の要求は第一次世界大戦中に中華民国に対してのものです。
④伊藤博文とあるので立憲政友会が正解となります。立憲改進党は大隈重信が結成しました。
(6)ア
  正解 ③ 三国同盟と三国協商を構成していた国を区別できるようにしよう。
②は第二次世界大戦のときに形成された三国同盟の国々です。
 

(1)
正解 ② 日本の社会保障は、社会保険、社会福祉、公的扶助、公衆衛生の4本柱で成り立ちます。
ガバナンスは、コーポレートガバナンス(企業統治)などと用いられ、アカウンタビリティは、説明責任と訳されます。
(2)
正解 ⑤ 社会権は、生存権、教育を受ける権利、労働基本権に大別されます。また、労働基本権には勤労権、団結権、団体交渉権、団体行動権(争議権)などがあります
(3)
正解 ④ 40歳以上の国民が加入する介護保険制度は、2000年度から施行されました。
また、75歳以上の高齢者が加入する後期高齢者医療制度は、2008年度に施行されています。
(4)
正解 ④ 多産多死型から多産少死型に移行すれば、若年人口の割合が増えるため、少子高齢化は進みません。

(1)
正解 行政 日本国憲法は、国会、内閣、裁判所の三つの独立した機関が相互に抑制し合い、バランスを保つことで、権力の濫用を防ぎ、国民の権利と自由を保障する「三権分立」の原則を定めています。

(1)
正解 ① 高度成長期は、1950年代半ばから1970年代までです。インターネットの普及は、1990年代です。
(2)
正解 ①  第1次オイルショックは1973年、第2次オイルショック1979年です。朝鮮戦争は1950年です。イラク戦争は2003年です。ソビエト連邦の解体は1991年です。アメリカ同時多発テロは、2001年です。
(3)
正解② 1980年代後半、土地や株などの投機的な購入が加熱し、バブル経済か起こりました。
(4)
正解 日本銀行  日本銀行は、唯一の発券銀行、銀行の銀行、政府の銀行とよばれます。
(5)
正解④ TPP(環太平洋経済連携協定)は,シンガポール,ブルネイ,ニュージーランド,チリの4カ国によって、2006年に締結されました。日本は、2013年より交渉会合に参加しているが、未だ締結にはいたっていません。

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弘前学院聖愛高等学校
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