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2006年入試(社会)

解説

正解率の低かった問題を中心に解説をします。

(4)B
3岩宿遺跡は、群馬県にある石器時代の遺跡なので誤りです。

(2)
この地図の外周は、中心の地点からみた地球の裏側の地点を示しています。 東京から外周までが20,000qで、パリはそのほぼ中ほどに位置してい ますから、東京からパリまでの距離は、約10,000qとなります(4正解)。
(3)
本初子午線(経度0度)は、イギリスのロンドン郊外の旧グリニッジ天文台 を通っています。ヨーロッパとアフリカ大陸との位置関係を確認してください。 また、赤道はコンゴ盆地を通りますので、正しいのはYとTの組み合わせとなります(4正解)。

(1)
アメリカ合衆国五大湖近くのメサビ鉄山やブラジルなどから、鉄鉱石を産出する 場所であることが判断できます(1正解)。
2石炭はアパラチア山脈、3銅はロッキー山脈やチリ・ペルー、 4石油はメキシコ湾岸やカリフォルニア、メキシコ・ベネズエラなどで産出します。
(2)
1正解。2日本はアメリカ合衆国から牛肉などの畜産物を輸入しています。 3日本は外国に対して米の輸入を約束しており、アメリカ合衆国からも米を輸入しています。 4日本からアメリカ合衆国へ輸出している品目で最も多いものは乗用車(自動車)です。 5ルックイースト政策は、マレーシアなどでとられた政策です。
(3)
1ブラジルには50万人以上の日系人が居住しており、経済面などでも重要な役割をはたしています。
2正解。
3天然ゴムの生産上位はタイ・インドネシア・インド(2002年)で、ブラジルは1位ではありません。
4ブラジルから日本への出稼ぎ労働者は多く、約15万人といわれています。 理由の一つに、日本国籍を持った人が多いことがあります。
5ラテンアメリカでは乳幼児死亡率が次第に低下してきており、人口が爆発的に増加している国も多くなっています。
(4)
このような気候・農業は、ヨーロッパの地中海沿岸に特徴的にみられます(2正解)。

(1)
Aは奈良の「平城京」で、「平城京」に都がおかれていた時代を奈良時代と 呼びます。この時代に実施されていた班田収授法は、田(口分田)を与えたり、国に 田を返すことに関しての法であって、口分田の不足を解決しようとして出した法 ではありません。

(2)
渡来人が漢字などを伝えた5世紀の日本は、古墳時代です。 このころ大和国家の大王は、朝鮮南部を軍事的に指揮する 権利を認めてもらうため、中国の南朝へたびたび使いを送 っています。(ex倭王武の手紙)よって正解は2です。 1は7世紀、3土偶から縄文時代のこと、4は14・15世紀 のことです。
(4)
私たちが使っているひらがな・カタカナはかな文字といわれます。 このかな文字は、平安時代にできました。よって奈良時代に出来 た3日本書紀には、かな文字は使われていません。 1平安時代の紫式部の作品
2明治時代の二葉亭四迷の作品
4江戸時代 化政文化の滝沢馬琴の作品
5平安時代の紀貫之が編纂

(3)
日本国憲法の三大基本原理の一つである「基本的人権の尊重(保障)」は、民主政治の基本原理でもあります。日本国憲法の中には「基本的人権」についての規定が細かくされています。しかし、「国政調査権」は「基本的人権」ではなく、立法権を担う国会(衆参両院)の権限で、証人を議院によんで質問したり、政府に記録の提出を要求するなど、政治の実際を調査するものです。これは、国会議員や大臣の汚職事件の究明などで、一定の効果をあげています
(4)
日本国憲法が1946年11月3日に制定されてから、今年2006年でまもなく60年を迎えます。憲法制定から現在にいたるまで、日本国内だけでなく国際情勢も大きく変化し続けています。それにともない、日本国憲法の改正について大きく取りあげられるようになり、特に最近では、具体的な改正内容や方法についての論議されるようになりました。憲法は国における基本法ですから、条文や内容がコロコロ改正されてしまっては私たちに大きな影響をもたらしますし、その前提には国民が政治のあり方を最終的に決める「国民主権」の原理があるため、改正手続は慎重になされなければなりません。これは日本国憲法に規定されています(憲法第96条)

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弘前学院聖愛高等学校
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