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2008年入試(理科)

解説

(1)
サンゴは、一般的に成長に光を必要とします。そのため、暖かいだけでなく、きれいな浅い海でなければ生息できません。このようにその当時の環境が分かるような化石を「示相化石」といいます。
(3)
泥岩をつくる「泥」は、川の流れでより遠くまで運ばれ、流れが弱くなったところ、つまり海岸から離れた海底で堆積します。
(4)
玄武岩は、マグマが急に冷えて固まった火山岩の一種であり、そのつくりは斑状組織になっている。周囲より大きな鉱物結晶をはん晶、はん晶の間を埋める物質で、小さな結晶の集まりを石基といいます。

(1)〜(4)の実験で発生する気体はそれぞれ酸素,二酸化炭素,水素,アンモニアである。次に性質をあげておく。

(1)
(2)
(3)

(4)
実験1で光が当たることによって光合成がおこなわれていることがわかる。 実験2からAは石灰水が白く濁ったことから、暗いところでは呼吸が行われておりBは石灰水に変化がなかったことから、明るいところでは呼吸よりも光合成が活発に行われていることがわかる。

(1)
石灰水が白くにごったことから、発生した気体は二酸化炭素COである。
(2)
酸化銅は炭素によって還元されて銅に変化する。
(4)
酸化銅は酸素を失ったので還元された。炭素は酸素と化合したので酸化された。
(5)
ガスバーナーを止める手順は、点火するときの逆の順序である。
  (手順1)空気調節ねじ イ を閉じる。
  (手順2)ガス調節ねじ ウ を閉じる。
  (手順3)ガスバーナーの元栓 ア を閉じる。
  (手順4)ガスの元栓を閉じる。
(6)
炭素を取り除いたあとに残った物質は銅である。つまり、4.2gは酸化銅が失った酸素の質量である。また、銅と酸素の質量比が4:1であることから、酸素と酸化銅の質量比は1:5と考えることができる。よって、4.2×5=21g と求めることができる。

(1)
皆既月食は、月が地球の影にすっぽり入ってしまう現象で、太陽から見ると、月が地球の後に隠れてしまうような位置関係のときに起きる。
(2)
太陽とほぼ同じ方向の右側(西側)に月が観測されたのだから、月の左側が三日月状に光って見えることになる。地球から見た月と太陽の位置関係は、月の形で判断できるので、しっかり覚えよう。
(3)
もし、地軸が公転面に対して傾いていなければ(垂直であれば)、緯度に関係なく、年中昼と夜の長さが一定(12時間ずつ)となる。

電圧E〔V〕=抵抗R〔Ω〕×電流I〔A〕

(1)
図1の回路の全体の抵抗 4+6=10〔Ω〕
  30〔V〕=10〔Ω〕×I〔A〕   I=3〔A〕
(2)
6〔Ω〕×3〔A〕=18〔V〕
(3)
図2で,各電熱線にかかる電圧は,いずれも30〔V〕である。
     4〔Ω〕の電熱線を流れる電流 30/4=7.5〔A〕
     6〔Ω〕の電熱線を流れる電流 30/6=5〔A〕
よって,D点を流れる電流は 7.5+5=12.5〔A〕
(4)
発生する熱量Q〔J〕=電力P〔W〕×時間t〔秒〕
    電力P〔W〕=電圧E〔V〕×電流I〔A〕
電力P=30〔V〕×5〔A〕=150〔W〕
熱量Q=150〔W〕×10〔秒〕=1500〔J〕

Aは有性生殖についてBは無性生殖について説明している

(3)
2のサツマイモは栄養生殖で殖え、3のアメーバは分裂で殖える
(4)
染色体数は減数分裂という分裂で半減する。 これは受精してからおこるのではなく、受精する前にできる生殖細胞が形成されるときにおこる、ということが理解できていれば解答できる。

(1)
30℃の空気の飽和水蒸気量は、グラフより30g/mで、この30℃の空気 1m3の中に20gの水蒸気が含まれているので、
      20g/30g×100(%)=66.66…となる
(2)
水滴ができ始めるのは、空気に含まれる水蒸気が飽和状態になる温度になったときである。したがって、空気1m3中に含まれる15gの水蒸気が水滴になり始めるのは、グラフより飽和水蒸気量が15gの温度、即ち約17℃である。
      25℃−17℃=8度
(4)
30℃の空気の飽和水蒸気量は、グラフより30g/m 。 湿度40%の空気ということは、あと60%分(100−40)の水蒸気を含むことができるので、
      30g/m × 60/100 =18g/m
したがって、5m3 の空気には、
      18g/m × 5m =90g
                     の水蒸気を含むことができることになる

10

(1)

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